「覚える力」を育むには?
今日、読んだ記事で興味深いものがあったので、シェアしたいと思います。
「覚える力」はある程度は遺伝的なものもあるようですが、それよりも育つ環境によることのほうが大きいそうです。
そしてその記憶力は遊ぶの中で鍛えられることもたくさんあるようです。
例えば、かくれんぼなら「あの子は昨日あそこに隠れていたからきっと今日もそこにいるだろう」と考える時、記憶力をつかっています。
神経衰弱なんかも記憶力を使いますね。
そして、「与えられたことをこなすだけでは記憶力が育たない」そうです。
親御さんが良かれと思ってしていること、すべてお膳立てて先回りして準備してしまったりすると、「与えられたことをこなすだけ」になってしまい、思い出すことをしないので、記憶力が育たないそうです。
子どもには遊びが大切というのは、こういうことにもつながっているのですね。
そして、大人とのかかわりの中で、記憶力を育んでいるのですね。
では、記憶力の良い子に育てるには、どうしたらいいのでしょうか。
幼少期からお子さんに「覚え方のコツ」を教えていくことが、大切になります。
「覚え方のコツ」とは?
記憶には3つのステップがあります。
① 「記銘」(覚える)・・・今見たもの聞いたものを自分の頭の中に取り込むこと。
② 「保持」(覚えている)・・・取り込んだものを頭の中に留めておくこと。
③ 「想起」(思い出せる)・・・保持していた記憶を必要な時に取り出せること。
暗記が苦手な子の多くは①だけを行って「覚えた!」と言います。
②→③と進めて初めて「使える記憶」に至ります。
②「保持」するために有効なのは「繰り返す」ことです。
忘れる前に復習して、その日のうちに、3日後に、1週間後に、3週間後にというサイクルでこまめに見返すようにすると、記憶が定着します。
そして、③「想起」すること。
思い出す機会を意識的に持つことで、頭の中に刻み込んだ記憶を素早く取り出せるようにします。
(レタスクラブの記事より抜粋→著 小川大介 「自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て」より)
この記事を読んでいて、これはまさにピアノのレッスンでやっていることだなと思いました。
①レッスンで新しい曲を譜読みする。
②家に帰って復習、練習を繰り返す
③1週間後にレッスンで弾く
レッスンをしていて、年数を重ねるごとに生徒さんの記憶力が増すのを実感しますが、科学的にも立証されています。
以前「育脳ピアノレッスン」の記事でもご紹介しましたが、音楽のトレーニングは脳の構造を変え、IQにも影響があると書きました。
こちらの記事も参考にご覧ください。
↓ ↓ ↓ ↓
「ピアノを習うと頭が良くなる??~音楽のトレーニングとIQの関係性」
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