発表会を開催して良かったこと

今週は、発表会後の初レッスンでしたが、出演された生徒さんみんな、以前より一段階も二段階も上達しています。

100回家で練習するより、1回のステージの本番を経験した方が上達すると言われますが、まさにその通りだと思います。

その中で、小３のTちゃんとの出来事が印象的でした。

発表会の１ヶ月ほど前にTちゃんが

「もう、この曲やだ！練習したくない」

と言い出しました。

何かあったのかなと思いお母様に聞くと、家でお母様が弾けていないところを指摘したら、嫌になってしまったようだとのお話でした。

そこで私は、

「では、お母様は今後は何も言わないで、見守ってください。

レッスンでできるようにしますので、おまかせください」

とお伝えしました。

それから、この曲はリズムが難しくて弾けていなく、おそらく裏拍を感じていないから弾けないのだなと思い、歩いてもらったり、太鼓を叩いたりして、リズムトレーニングをしました。

そして、発表会直前のレッスンで突然できるようになりました。

「やったー！できたね！」

と二人で喜び合い、Tちゃんもできなくて拗ねがちだったのが、ご機嫌になりました。

もう一つ嬉しかった事は、Tちゃんが以前、

「私はピアノを弾くより、聞く方が好きだ」

なんてネガティブ発言をしていたので、

「Tちゃんはあとどのくらいピアノ続けられる？」と聞いたら、

「ずっと続けたい」

と言ってくれて、とても嬉しかったです。

Tちゃんとの信頼関係が築けてきたかなと思い、今週のレッスンはとても素直でやりやすかったです。

子どもの成長を見守るって、楽しいです。