音楽が脳を育てる!(12)ピアノは脳に良い影響を与える(その3)~ピアノ個人レッスン
シリーズでお伝えしてます、音楽が脳に与える影響についての続編です。
さて、多くのピアノ教室は(当教室でも)、ピアノレッスンを個人レッスンスタイルで、
させていただいています。
以前ブログでも書かせていただきましたが、グループレッスンはグループレッスンで
たくさんのメリットがあります。
音楽グループの社会適応能力、特に共感や思いやりの気持ちが高く、
他人の気持ちを理解して同じ気持ちになれる能力が高かった。
グループで音楽を演奏する時に自分を制して周囲の音を聞き、
また指揮者に注意を払い、その指示に従うなどの行動が、実際には
意思決定能力や将来を考える計画性といった能力までも養っている。
それとは別に、ピアノ個人レッスンでは、脳構造に変化が!
その研究が、
Musical Training Shapes Structural Brain Development
です。
「楽器」グループは・・・ピアノ個人レッスン
15人の子供で構成され、毎週30分キーボードの個人レッスンを開始し、
15か月間レッスンを継続しました。
「比較対象」グループは・・・楽器のグループレッスン
この15か月の期間中に楽器のレッスンを受けなかったが、週に40分間、
学校での音楽のグループ・レッスンに参加した16人の子供で構成されました。
授業の中で歌、ドラム、ベルなどを体験しました。
その結果、以下のような結果が・・・
脳の部位で様々な違いが・・・
音楽のトレーニング
グループレッスン、個人レッスン、それぞれにメリットがあるんですね。
当教室では、基本的に個人レッスンですが、3か月に1回ほどグループレッスンをおこなっており、両方のメリットを感じています。
グループレッスンでリトミックや合奏をすることで、自己肯定感や協調性を養い、アンサンブルをすることで、ピアノ以外の楽器に触れる機会を設けています。
また、グループレッスン時に一人1曲ピアノを演奏してもらうことで、人前で演奏する勇気、達成感を感じて、モチベーションのアップにもつながっています。
演奏時には、自分で名前と曲名を言ってもらうのですが、最初は恥ずかしくて声も出せなかった生徒さんが、回をかさねるうちに堂々と発言できるようになる様子を見ると、子どもの脳の柔軟性を感じます。
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