今月のフォルマシオン・ミュジカルはベートーヴェン

今月は、グループレッスンの予定でしたが、コロナにより中止となり・個別のソルフェージュ、リトミックのレッスンに切り替えました。


最近のソルフェージュでは、フォルマシオン・ミュジカルの手法を取り入れ、実際の楽曲を使ったエクササイズをしています。


フォルマシオン・ミュジカルとは、フランスの音楽学校で行われている、実際の楽曲を使って、読譜、リズム、聴音、理論、音楽史、即興、歌唱などにさまざまなアプローチで取り組み、実践を通して音楽を聴く力や音楽を演奏する力を養い、たくさんの音楽作品に出会い、音楽を楽しむことができる耳と心を養うことを目標にしています。


ピアノを習っていると、ピアノ曲は聴くけど、その他のオーケストラや室内楽曲、声楽曲などは聴かなかったりしますが、実際は作曲家はオーケストラの作品をイメージしてピアノ曲を書いたりしているので、オーケストラの曲を聴いたことがなければ、理解することはできません。


フランスの子どもたちのように、毎週こういったレッスンをするのは時間的に難しいですが、ちょっとだけレッスンの時に取り入れたり、年に4回のグループレッスンの時にまとめて時間を取って行っています。


今回は、今年生誕250年のベートーヴェン、年末といえば、第9ということで、交響曲第9番を聴いて年齢、習熟度別のメニューでエクササイズしました。


最初に曲の冒頭部分を聴かせると、ほとんどの生徒さんはこの曲を「知らない」と答えます。

次に有名な「歓びの歌」を聴かせると、「知ってる!」という生徒さんが多かったです。


そしてこの曲はもともと二短調ですが、後半の合唱部分はニ長調です。

この関係を同主調といいます。


作曲者は誰でしょう?の問いには答えられる子もいれば、わからない子もいました。

そこで、ベートーヴェンの顔とどの時代の作曲家(古典派です!)かを確認しました。


幼児~小学校低学年の生徒さんには、この第9に何回か出てくる、♩.♪のリズムを実際ステップしてもらったり、手でたたいたり、別の曲で同じリズムをみつけたり(聴音ですね)、最後にリズム積み木でリズムを確認しました。


そのあと、リズム積み木を並べ替えて、自分でリズムを作りました。(創作です)


また、メロディーを移調(別の調に移すこと)して歌うこともしました。

ラララで歌ったり、できる生徒さんは階名(ドレミ)で歌いました。

調の仕組み(全音+全音+半音の2つのテトラコードからできていること)を説明して、音階をノートに書いてみたりしました。


楽器あてクイズもしました。

今回はサクスフォン、オーボエ、ファゴット、コントラバスの演奏を聴いて、どの楽器か当てました。


小学校高学年の生徒さんは、第9の合唱部分のバスパートを歌ったり、「エリーゼのために」についてレッスンしました。


「エリーゼのために」は有名ですが、もしかしてベートーヴェン作曲とは知らない人もいるかもしれません。


この曲にはバガテルというタイトルがついています。

バガテルというのはフランス語で「わずかなもの」「とるにたらないもの」といった意味があります。

この場合は「小品」のことを指しているのでしょう。


作品番号は、WoO.59 となっています。

これは、作品番号のついていない作品のことで、ベートーヴェン自身が作品に番号をつけたものは、op.〇番となっています。


この曲は3/8拍子になっています。

レッスンでは、この3/8拍子のリズムのエクササイズをしました。

そして、調性を調べました。

この曲はイ短調で始まり、途中一瞬ハ長調になり、またイ短調に戻ります。

次にバスの音を調べ、冒頭部分の有名な(ミレ♯ミレ♯ミシレドラー)のテーマのところはⅠ(トニック)Ⅴ(ドミナント)でできていることを確認して、曲を聴きながらトニックのところではそっと手を合わせたり、ドミナントのところでは手をぎゅっと握ったりしました。


このドミナントのぎゅっという感じを感じて弾くのと何も考えないで弾くのとは演奏がまるっきり変わってきますので、小さい生徒さんでも「おじぎゲーム」などをして、ドミナントを感じられるよう、レッスンをしています。


ピアノの演奏は個別に録画して、後日編集して配信することになっていますので、(生徒さんのみの限定公開です)もう少しお待ちくださいね。

現在、編集をがんばっています。


下記に第9のおすすめ動画をのせておきますので、ぜひご覧になってください。



音楽が脳に与える影響について書いたブログ(全25記事)

育脳ピアノレッスンの教科書はこちらです。


ピアノを習うことのメリットを紹介している動画です。



須賀恵ピアノ教室

東京都江戸川区、一之江駅と葛西駅の中間、二之江小学校、古川親水公園近くの、完全個別指導のピアノ・リトミック・ソルフェージュの音楽教室です 1歳~3歳のプレピアノコース(リトミック・ソルフェージュ)、3歳半~大人のピアノ個人レッスンコースがあります アンサンブルにも力をいれ、発表会では弦楽アンサンブル、ピティナステップでは、プロのミュージシャンによるドラム・ベースとのアンサンブルにも出演できます

0コメント

  • 1000 / 1000