音楽で心を育てます~自己肯定感を養う
小3のMちゃんは、慎重な性格で、ピアノを弾く時は間違えないかとても気にします。
お母さまにも期待をかけられているようで、ピアノを弾いていて間違うと「間違った!」て言われるから間違えたくないと言います。
この日のレッスンでは、ピアノランドテクニック上巻の最後のレッスン13の両手で弾く曲を宿題に出していました。
レッスン13では今まで片手づつメロディーを弾きわけていたのを、両手で右と左を違うことをしなければならないので、難しい課題です。
Mちゃんは頑張って練習してきてくれて、ミュージックデータと合わせて弾くことができました。
途中でミスタッチをしましたが、すぐ立ち直り最後まで弾ききることができました。
「頑張ったね!」と声を掛けたら、「でも、ここを間違えた・・・」と気にした様子だったので、
「いいの。すぐに立ち直って最後まで弾けたから!音楽は一度始まったら止まれないの。すぐに立ち直って最後まで弾けたから、OKだよ」と伝えました。
日ごろ、間違えないで弾くことより、音楽的に弾けたかを重視しています。
間違うことを恐れて演奏すると、小さな表現しかできません。
生徒さんには思いきり表現してほしいと思っています。
また、ミュージックデータと伴奏と合わせることで、インテンポで止まらないで弾くことができるようになります。
音楽を演奏する時に大切なことです。
そして、Mちゃんはピアノランドテクニック上巻を終えることができました!
「おめでとう!お母さんにも頑張って終わったよと伝えてね」と言いました。
Mちゃんのお母さまはピアノの経験がないので、
「両手できれいに弾くことができたからお母さんに自慢できるね」と伝えました。
こうやってピアノのレッスンではできたことを認め、子どもの自信につなげることで、自己肯定感を育てていけるのだと思います。
Mちゃん、中巻に入ったら色々な曲が弾けるようになってくるから、より一層楽しくなりますね!
中巻では、ポジション移動、和音の弾き方、休符やリズムの感じ方を学習します。
真ん中あたりまでくると、ブルグミュラーの曲集が弾けるくらいの実力がつきます。
ますます成長が楽しみです。
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