1歳児のリトミックレッスン〜探究心が芽生えてきました
昨年11月に入会したSくん、3ヶ月がたち、だいぶ慣れてきました。
最近は少し「いやいや」が出てきたようで、レッスンでもいやいやしたり、まわりの物に興味が出てきて、探索しています。
この探究心が心や脳の成長を促します。
子どもの遊びで、無駄なことはないのです。
発達段階で必要だからやっているのです。
大人から見るといたずらにしか見えないことでも、子どもはその遊びからさまざまな事を学習しています。
うちの娘も赤ちゃんのころ、ティッシュをケースから全部出す遊びをしていましたが、これは箱の中から引っ張り出す動きの学習、引っ張れば出てくるという予測、そしてその結果の確認、をしているわけです。
そして、何回かやっていくうちに、その子の発達段階でもう必要としなくなれば、やらなくなるのです。
本当にいつの間にか、やらなくなります。
子育ては辛抱ですが、その発達段階を一緒に楽しめるといいですね。
リトミックのレッスンでは、毎回Sくんの様子を見ながら何に興味を持ってくれるかな?と探りながらレッスンしています。
特に今週のレッスンでは落ち着きがなく、思ったようには動いてくれませんでしたが、それも成長の一貫ですね。
子どもは思い通りに動いてくれないから、面白いのです。
Sくんは男の子なので、ダイナミックな動きを好むようで、象さんのお鼻になってゆらゆらとお母さんに揺らしてもらったり、車に乗ってお出かけごっこは大好きです。
子どもは高い音が好きですが、Sくんは特にトライアングルがお気に入りです。
しっかり自分で持って音を鳴らしてくれます。
そこにピアノの即興で伴奏をつけてあげて、素敵なアンサンブルができました。
小さいお子様のレッスンでは、調子の良いとき、悪い時の波があり、お母様には「その日1つでも集中できたらOKと思ってください。1ヶ月くらいの単位で成長が見られたら十分です。」とお話しています。
前の週ではできなかったことが、翌週にはできたり、今までずっとできなかったことが突然できたりすることが、よくあります。
とにかく子どもは少しずつでも積み重ねていくことが大切です。
焦ったり、他の子どもと比べるのは意味がないのです。
人間は一人として同じ人はいないのですから。
お母様と一緒にSくんの成長を楽しんでいきたいと思っています。
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